(円卓)日々創造力を駆使

全国教育女性連盟会長 猪瀬久子

 

全国教育女性連盟は昭和39年、波頭夕子先生(全国婦人校長会初代会長)が先頭に立って創設した「教育に理解と関心のある女性の会」です。53年の歴史があります。現在は幼稚園、小学校、中学校の教育管理職経験者(退職者)と現職教諭、一般の主婦の方々の参加を得て、年1回の研修大会を開催しています。文部科学省と東京都教育委員会から後援をしてもらっています。

研修大会では、文部科学省関係者および有識者による講演と現職校長などによる教育実践の発表、参加者による教育懇親会などを実施しています。

研究テーマはここ3年間、継続研究として「未来社会に向け、活力ある生き方を目指す」を主題としています。「自立」「協働」「創造」を目標と定め、今年は3年目で、「創造」を深めたいと考えています。

昨年の米国大統領選挙後、世界中が先行不透明な時代に入ったといわれています。日本への影響も、それも教育の世界に及ぶとしたら、不安は増大するばかりです。これまで培ってきた日本の教育も新たなビジョンを考えなくてはならないのかもしれません。

未来に生きる子供たちの真に幸せな生き方とはどのような生き方なのか、そのための教育とはどうあるべきか、課題は山積しています。グローバル社会や、限りなく発展しそうな人工知能のこともさることながら、現在の日本の子供たちの足元もしっかり考える必要があります。

大人社会の不安定さから子供の貧困問題やネット犯罪なども見えてきていますし、学校教育の変容から教育力の低下なども見えてきています。

教育の世界に明るい展望が見えにくくなっています。未来社会に向けて次代を担う子供たちが夢と希望に満ちた明るい社会を目指すには、いま私たちはどちらの方向を向いて力を入れるべきなのか、創造力を持って力強く指針を示すべき時だと思います。

不透明な時代だからこそ、日々新たに創造力を駆使して現在を乗り切ることが重要と思います。
超高齢社会の中ですが、「人生百年役立ちて生きる」ためにも、もうひとふんばりしたいものと思い、日々研さんを積んでいます。