部活動の体罰防げ 兵庫県尼崎市教委が素案

昨年4月に兵庫県尼崎市立高校の男子バレーボール部で発生した体罰事案を調査している、同市教委の有識者会議はこのほど、部活動などでの体罰防止にむけた取り組みについての素案を公表した。

同素案では、学校現場で発生する体罰のなかでも、部活動で発生したものは「特有の構造的な問題」があると指摘。

「教員が児童生徒を自分の思い通りに動かすためや、競技技術の向上、『気合』注入などを目的として行われる」と分析し、「体罰の非道性に対する認識が極めて低い場合もある」と続けた。

また、顧問が競技団体との関係を重視しすぎると、部活動が学校による統制が効かない状態になる恐れがあると警鐘を鳴らした。

それを踏まえ、学校長など管理職が部活動に積極的に関与する仕組みの必要性を指摘。

具体的には▽学校管理職と部活動顧問の職務範囲の明確化▽監督とコーチ間など指導者間の職責の明確化▽部活動の最終責任者は学校管理職であることの意識の徹底――と整理した。

管理職と部活動の情報を共有する策としては、学校長を主宰者にした「各部活動顧問会議」の実施や、管理職による部活動の定期巡回などを提案。

さらに、各部活動の部長が集まる「キャプテン会議」を設置し、生徒同士が定期的に情報交換して、主体的に部活動に取り組める環境を整備することも盛り込んだ。

同素案は3月に開催される有識者会議でさらに議論され、取りまとめられる予定。

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