虐待相談対応は12万件超 前年度から約2万件増加

児童虐待は年々増加している
児童虐待は年々増加している

厚労省はこのほど、「平成28年度福祉行政報告例の概況」を取りまとめた。児童相談所への相談件数は45万7472件(前年度比1万8272件増)、児童虐待相談の対応件数は12万2575件(同1万9289件増)で、ここ5年間で年々増加している。

児童福祉関係における、児童相談所の相談の種類別対応件数をみると、「障害相談」が18万5186件で最も多く、次いで「養護相談」が18万4314件、「育成相談」が4万5830件となった。

「養護相談」の構成割合は年々上昇しており、昨年度との増減率は13.7%増となった。一方、「保健相談」は年々減少しており、同じく14.4%減となった。

「養護相談」のうちの児童虐待相談の対応件数について、被虐待者の年齢別にみると、「7~12歳」が4万1719件で最も多く、次いで「3~6歳」が3万1332件、「0~2歳」が2万3939件となった。

前年度との増減率では、「3~6歳」が最も高く、32.0%増となったほか、「16~18歳」を除き、どの年齢区分でも15%以上増加した。

相談の種別では、「心理的虐待」が最も多く6万3186件、次いで「身体的虐待」が3万1925件、「保護の怠慢・拒否(ネグレクト)」が2万5842件、「性的虐待」が1622件だった。「性的虐待」を除き、いずれも年々増加している。

虐待者別構成割合をみると、「実母」が48.5%と最も多く、次いで「実父」が38.9%となった。

「実父」の構成割合は年々上昇している。