愛知県が教員育成指標を策定 教員養成や研修に反映

愛知県はこのほど、「愛知県教員育成指標」を策定した。教員が高度専門職として身に付けるべき資質・能力やキャリアイメージなどを4つのステージで整理した。今後、県内の教員養成を行う大学とも連携を図りながら、教員研修などに反映させる。

同指標は、小、中、高校、特別支援学校の全ての校種に共通のものとされ、教諭、校長、養護教諭、栄養教諭のそれぞれの職種について、求められる資質・能力を定めた。資質・能力は、▽教職生活全体を通じて自主的に学び続ける力などを示した「素養」▽学習指導、生徒指導などの専門職としての高度な知識・技能を示した「指導力」▽同僚との連携・共同などの、総合的な人間力を身に付ける「マネジメント能力」――の3つに区分し、職種によって項目を細分化した。

教員のキャリアごとに求められる姿を明らかにするため、校長以外の職種では、教員の成長に応じ、①同県が求める着任時の姿=大学が行う教員養成の目標となる、新規採用の教員に対し求める資質・能力②第1ステージ=採用からキャリアの幅を広げ、実践力を磨く基盤作りの段階③第2ステージ=ミドルリーダーとして、若手教員を育成するとともに、指導的な立場や役割を経て、教員としての幅をさらに広げる段階④第3ステージ=シニアリーダーとして、自己の専門性のさらなる向上と若手・中堅教員への指導・助言の力量を高める段階――の4つのステージを設定した。

同県では、新たな教育課題への対応に加え、教員の大量退職や大量採用が続き、採用後10年までの教員が約44%を占めるなどし、知識・技術の継承や学び続ける意識を持った人材育成が課題となっていた。

同指標は同県ウェブページで公開されている。