非英語圏の英語能力ランキング 日本37位

中国の後塵を拝する形となった「英語能力が低い」日本
中国の後塵を拝する形となった「英語能力が低い」日本

日本人の英語能力が停滞していることが、世界最大規模の私立教育機関による調査で明らかになった。

留学・語学教育事業を展開する「イー・エフ・エデュケーション・ファースト」の日本法人は、語学能力評価基準に準拠した英語能力指数の2017年版報告書に基づき、非英語圏各国の英語力レベルの世界ランキングを発表した。

報告書が出されるのは今年で7回目。前年より7つ増えた80カ国を対象に調査され、100万人以上の英語学習者(18歳以上)に行われた無料英語能力測定テストのデータを基に作成された。

日本は前年に比べ順位を2つ落として80か国中37位となり、調査開始以来7年連続で英語能力レベルが低下したことが分かった。能力レベルの分布において、一昨年までは「標準的英語能力」とされていたが、前年に続き「低い英語能力」に位置づけられ、アジア圏では9位だった。

英語能力指数のスコアは、前年に比べほぼ横ばいだった。都市別でみると、東京が最も高く、横浜、名古屋と続いた。一番低いのは福岡だった。男女別の能力指数では、女性は世界平均を上回ったが、男性は下回った。

1位は前年に続きオランダ。次いでスウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランドなどとヨーロッパ諸国が上位を占めた。また、初参加の南アフリカが8位だった。

アジア圏では5位に入ったシンガポールがトップ。これに続き、13位のマレーシア、15位のフィリピン、27位のインド、29位の香港、30位の韓国、34位のベトナム、36位の中国、そして37位の日本などとなった。

報告書では、日本における英語教育は、実践的なコミュニケーションよりも文法ルールに重きをおいたことで伸び悩んでいると分析。会話練習を増やし、コミュニケーションスキルを優先させた効果的な教育制度に方向転換が必要としている。