小・中の組み体操事故件数 兵庫が2年連続で全国最多

兵庫県が小・中の組み体操事故件数で2年連続最多に
兵庫県が小・中の組み体操事故件数で2年連続最多に

小・中学校で平成27、28年度に起きた組み体操の事故件数で、兵庫県が2年連続で全国最多だったことが、大阪経済大学情報社会学部の西山豊教授による調査で分かった。骨折した人数や、児童・生徒数1万人に対する負傷率も全国で最悪レベルだった。

西山教授は、日本スポーツ振興センター(JSC)が出した27年度と28年度のデータをもとに、組み体操事故の件数を都道府県別に調べ、負傷率も算出。11月13日に統計データを公開した。

小・中学校の27年度の事故件数は、多かった順で(カッコ内は骨折数)、▽兵庫857(265)▽大阪765(223)▽東京667(205)▽埼玉555(135)▽福岡496(144)。28年度は▽兵庫601(173)▽大阪534(140)▽埼玉376(82)▽東京356(97)▽福岡356(85)。

両年度ともに兵庫県と大阪府が1、2位となり、骨折した件数も同様だった。

最多の兵庫県は負傷率も高く、27年度は全国平均7.7人に対して18.9人で1位、28年度は同5.0人に対して13.5人で2位だった。鳥取県も割合が高かった。

高校の27年度の事故件数は多かった順で、▽熊本42(16)▽広島41(13)▽福岡34(8)▽長崎32(8)▽兵庫25(7)。28年度は▽広島36(7)▽兵庫32(7)▽福岡31(11)▽長崎28(10)▽熊本24(11)。

広島県が27年度に2位、28年度に1位となった。

負傷率は長崎県が高く、27年度は全国平均1.1人に対して7.9人で2位、28年度は同0.9人に対して7.1人で1位と際立った。広島県は27、28年度ともに3位だった。

小・中学校と高校の事故件数を合計し、27年度と28年度を比較したところ、鳥取県は1割増加。小・中学校の件数で1、2位を占めた兵庫県と大阪府は、それぞれ3割減少した。合計件数が100件を超えた15都府県のうち、千葉県は6割減少した。

組み体操事故を巡っては、国や教委が対策に乗り出したり、防止策を考える超党派議連が設立されたりしてきた。

しかし、28年度は小・中・高合計で5271件発生し、うち骨折が1326件と、依然として事故が絶えない状況が明らかとなった。