学校でできる医療的ケアの範囲など議題 協議を開始

学校の医療的ケア検討会議の初会合
学校の医療的ケア検討会議の初会合

文科省の「学校における医療的ケアの実施に関する検討会議」の初会合がこのほど、同省で開かれた。委員には、教委や特別支援学校長、小児看護学会などの関係者が参加。学校での医療的ケアに係る責任や役割分担、人工呼吸器の管理などの留意事項について協議を始めた。

同会議では、社会福祉士及び介護福祉士法の一部改正などで、一定の研修を受けた教員が、障害児へのたん吸引などの医療的ケアをできるようにした制度を見直し、今後の学校の医療的ケアを、より安全かつ適切に実施するための検討を行う。

議題は、学校と主治医の責任分担、学校で実施できる医療的ケアの範囲、校外学習など学校施設以外の場での医療的ケアの基本的な考え方などを予定している。

座長に就任した筑波大学付属久里浜特別支援学校の下山直人校長は、「学校現場や医療、福祉などの多様な関係者が参加、協力する中で、子供たちにとって充実した学校の医療的ケアを考えていきたい」と協力を呼び掛けた。

委員からは、▽都道府県ごとに学校の医療的ケアに関する役割分担の理解が異なっている▽学校現場を踏まえた柔軟な対応や連携体制の議論▽学校の医療的ケアに関わる関係者が集う共通理解の場の必要性――などの課題や論点が挙げられた。