老朽化で学校施設整備の予算確保求める 自民議連

議連から提言を受け取る林文科相(中央)
議連から提言を受け取る林文科相(中央)

自民党の学校耐震化・施設整備等促進議員連盟は11月14日、林芳正文科相を訪問し、校舎老朽化などを危惧し、学校施設整備のための予算確保に向けた緊急要望を訴えた。

現存する全国の学校舎の半数以上が1970年代前半に建築されており、約45年という歳月を経る中で深刻な老朽化の状況を迎えていることを、同連盟は強調。

そのため林文科相に、今年度の補正予算と来年度当初予算での学校施設整備の予算確保を求め、複数の提言を示した。

1つめは、「公立学校施設は自治体などの設置者の要望を踏まえ、必要な予算の総額を確実に確保し、緊急に必要な老朽化対策やトイレ、空調を含めた教育環境の改善を図る」。

2つめは、「私立学校施設は早期の耐震化完了に向けて、構造体の耐震化の確実な実施と非構造部材の耐震対策を早期に実施し、財政力の弱い幼稚園などの補助率嵩上げ措置も講じる」。

3つめは、「予算確保にあたっては当初予算で恒常的に必要な額を確保するべきだとし、あらゆる手段で学校施設整備のための安定的な財源を確保する」。

最後に、「老朽化と耐震化がすでに看過できない状況にある中で、喫緊の課題に前倒しで対応するための十分な補正予算を確保する」。

林文科相は「学校施設は、災害発生時に地域の避難所としての役割も果たす。校舎の老朽化や清潔なトイレ整備などは課題だと捉えている」と同連盟に同意を示し、「補正予算と当初予算での要求と確保を目指したい」と話した。