保護者の認識と大きな差 子供のネット利用実態

長野県教委はこのほど、平成29年度「インターネットについてのアンケート」の調査結果を公表した。スマートフォンを使用する小・中学生の割合が急増するなか、使用する場所や利用するコンテンツ、インターネットを利用して経験したことなど多くの点で、子供と保護者の認識に差がみられた。

同調査は毎年実施しており、今年度は7月から8月にかけて、同県内の小学校12校(4~6年生)、中学校13校、高校16校の児童生徒と保護者を対象に実施。児童生徒3514人、保護者2693人から有効回答を得た。

スマートフォンの使用率は小学生45.7%、中学生48.0%、高校生95.8%。特に前年40.6%だった小学生、同じく44.8%だった中学生の使用率が急増した。

インターネットを利用する場所は全校種とも自宅が最多だが、「それ(自宅・友達の家・学校)以外の場所」と回答した小学生が25.3%だったのに対し、保護者は11.7%、中学生23.3%に対し保護者が8.5%と、認識に大きな差があった。

同様に、利用するコンテンツに「コミュニティサイト」や「写真や動画の投稿」を挙げた児童生徒は、保護者の認識以上に多かった。

また、高校生女子の18.0%が「自分の個人情報をネットに載せた」(保護者の認識は8.6%)、高校生男子の15.5%が「アダルトサイトや出会い系サイトを利用した」(同2.4%)、高校生男子の12.7%が「身に覚えのない料金を請求された」(同4.8%)と回答している。

子供との約束事として、「危険なサイトにアクセスしない」「自分や他人の個人情報をネットに載せない」「悪口を書き込まない」、知らない人と「やり取りしない」「会わない」ことなどを挙げた中・高校生の保護者は半数近くに上ったが、生徒の回答はいずれも10ポイント以上下回った。高校生の回答で最も多かったのは「特に約束事はない」(47.0%)だった。