夜間中学の実態を初調査 80自治体が新設を検討・準備中

文科省は11月7日、「平成29年度夜間中学等に関する実態調査」の結果を公表した。6都道府県と74市町村が新設の検討・準備を進めていることが分かった。千葉県松戸市と埼玉県川口市では、新設の具体的な時期が決まっているという。

同省によると、夜間中学は7月1日時点で、8都府県25市区31校に設置されている。

全体の生徒数は1687人(男性585人、女性1102人)。義務教育未修了者は全体の15.3%に当たる258人で、入学希望既卒者は4.3%の73人、外国人は80.4%の1356人だった。

生徒の属性は、15~19歳が20.3%の342人、60歳以上が27.0%の456人だった。外国人の国籍は568人の中国が最も多く、ネパール、韓国・朝鮮、ベトナム、フィリピンなどと続いた。卒業後の進路は、高校進学が45.1%の155人、就職が17.4%の60人などだった。

配置されている教職員の数は490人。このうち専任は405人で、校長はゼロだった。このほか、通訳や日本語指導者など計35人が配置されている。

同省は、教育機会確保法が2月に施行されたことを踏まえ、今回初めて夜間中学の実態調査を行った。調査結果は今後、夜間中学の設置や充実に向けた施策の推進に活用する。