4人に1人が技術指導「できない」 新潟県運動部調査

担当部活動の技術指導
担当部活動の技術指導

新潟県教育庁は11月6日、同県の公立中・高における運動部活動の実態調査結果を公表した。指導に当たる教員の多くはやりがいを感じる一方、4人に1人が技術指導ができず、半数が他の校務分掌に充てる時間を持てていなかった。保護者からは教員の負担軽減に理解を示す声が寄せられたが、指導員の選定を不安視する意見もあった。

同調査は今年6月から7月にかけて、無記名アンケート方式で実施。県内公立中・高の運動部に所属する生徒888人、その保護者884人、運動部の顧問を務める教員981人から有効回答を得た。

生徒の平日の部活動時間は、中学校で「1時間~2時間未満」(52.3%)、高校で「2時間~3時間未満」(58.4%)が最多だったが、高校では「3時間以上」の部も7.9%あった。

保護者が部活動に期待することの多くは「人間的な成長」(72.9%)や「学校生活を充実させること」(44.3%)であり、「勝つことや記録・技能の向上」は22.1%にとどまっている。

部活動指導員については、「教員の負担が軽減されるなら賛成」「専門的な技術や知識を持った指導者が、指導や引率をするのがよい」など肯定的な意見があった一方で、「人間的に問題があった場合、どう対処してもらえるのか」「部活動に力が入り、学習面での配慮が心配」といった声もみられた。

部活動の指導に「やりがいがある」と回答した主顧問は63.5%、副顧問は37.5%で、「負担」は主顧問36.5%、副顧問62.4%だった。主顧問はやりがいを、副顧問は負担を感じる傾向にある。

負担に感じている内容のトップは「技術指導」(37.5%)であり、主顧問のうち技術指導ができないと回答した割合は26.6%に上った。

また、多い月で1カ月のうち8回以上、土日に部活動の指導をしている教員の割合は31.9%。「部活動以外の校務分掌の業務時間がない」(主顧問46.1%、副顧問47.6%)、「教材研究等をする時間がない」(主顧問27.5%、副顧問30.6%)と、部活動に多くの時間を取られ、担当教員は時間的な余裕をほとんど持てていない状況にあった。