子供たちに多様性学ぶ機会を 渋谷区と日本財団が協定

学校や家庭では出会えない、多様な個性に触れる機会を子供たちに――。東京都渋谷区と日本財団はこのほど、ソーシャルイノベーションに関する包括連携協定を締結した。高度化・複雑化する社会課題の解決への糸口として、渋谷の街で生まれる文化や芸術の育成と世界への発信を促進し、子供たちにその多様性を学ぶ機会を提供する。

日本財団が定義する「ソーシャルイノベーション」とは、「よりよい社会のために、新しい仕組みを生み出し、変化を引き起こす、そのアイデアと実践」。同協定の下、これまで「Kawaii(かわいい)」カルチャーなど、世界的に認知される芸術や文化を生み出してきた渋谷の街の多様性をさらに高めるプロジェクトを展開していく。

同財団が主催する、新しい社会の可能性を探るフォーラムや、体験型の都市イベントを渋谷に集め開催したり、東京オリンピック・パラリンピック競技大会の公式文化事業として、パラスポーツをはじめとした多様なスポーツを体験できる機会の創出を推進するという。

また、渋谷のさまざまなカルチャー、エンターテインメント、トレンドを実際に子供たちが体感するダイバーシティ学習プログラム「CREATIVE KIDS PROJECT」も実施する。

全国に先駆け同性パートナーシップ条例を制定するなど、同区は多様性(ダイバーシティ)の価値を重視する施策を展開してきた。その価値に触れ、好奇心や創造力を刺激することで、子供たちの多様な個性を引き出す狙いという。