ネットの「あやしい」見極める 啓発教材を無償提供

生徒が使用するカード例(表と裏)
生徒が使用するカード例(表と裏)

静岡大学と㈱カスペルスキーはこのほど、共同開発したセキュリティー啓発教材「ネットの『あやしい』を見きわめよう」の無償提供を開始した。主に中学校の1コマの授業で使用できるよう、生徒が使うカードやワークシート、教員用の指導案と説明スライドの教材が一式になっており、専用サイトからダウンロードできる。

中学生のスマホ利用、スマホでのインターネット利用がともに増加の一途をたどっている中、ネットトラブルを防ぐための指導を行っている教育現場は多い。しかし、怪しいウェブサイトを見極めるまでの指導には至っていないのが現状だ。

生徒が使う各カードの表面には、インターネット利用時に身近で起こりうる状況が記載され、裏面にはその具体的なスマートフォン画面が提示されている。生徒はその画面内容が怪しいかどうかを判断し、グループでディスカッションする。教員は説明スライドに沿ってポイントを説明しながら答え合わせをする。

開発に当たった塩田真吾静岡大学教授は、「怪しいサイトやアプリに気を付けなさい、という指導はあまり意味がない。具体的な教材を用いて、子供たちに目に見える怪しいサイトやアプリを見抜く力を身に付けさせるとともに、目に見えない怪しいことに対しては、OSなどを常に最新の状態にすることや、セキュリティー対策ソフトを利用することを身に付けてほしい」とコメントしている。

同教材のダウンロードは専用サイトまで。