部活動などで4件の死亡事故 中高で今年4~8月に発生

部活動中の事故が6件中5件を占めた
部活動中の事故が6件中5件を占めた

今年4~8月に起きた部活動中の事故で中高生ら4人が死亡――。平成29年度都道府県・指定都市スポーツ主管課長会議第1回の配付資料が10月30日、スポーツ庁から公開された。それによると、同庁が把握している4月~8月に発生した部活動などでの重大事故は6件あり、そのうち4件で被害に遭った生徒が死亡していたのが分かった。

同会議は10月4日に開催され、第2期スポーツ基本計画や部活動指導員の制度化、オリンピック・パラリンピック教育の推進などが話し合われた。

配布資料の中、9月1日付で各都道府県・指定都市教委学校体育主管課などに発出された「学校における体育活動中(含む運動部活動)の事故防止等について」に、同庁が報告を受けている重大事故の一覧表が記載されている。それによると、今年4月から8月の5カ月間に発生した、部活動を含む学校体育活動中に起きた重大事故は、中学校で3件、高校で2件、特別支援学校(高等部)で1件の計6件。このうち、保健体育の授業中の事故は1件のみで、残り5件はいずれも部活動中の事故だった。

事故の状況や被害の内容をみると、部活動中の事故はいずれも、トレーニングやランニング中によるもの。致死的不整脈が原因で被害生徒が死亡したのが、中学校2件、高校2件の計4件だった。死亡に至らなかったものの意識不明の重体となったケースとして、8月に特別支援学校のバスケットボール部で長時間のランニングをさせ、熱中症による脱水症状を起こしたのが1件報告された。

授業時に起きた事故では、5月に中学校の保健体育で、5段の跳び箱を跳ぼうとしたところ体勢を崩して頭から落下し、頸椎を脱臼した事故が発生した。