好まれる授業スタイル 調べ学習人気、意見発表は苦手

全国学校図書館協議会(全国SLA)などはこのほど、全国の小・中・高校生を対象に実施した「第63回学校読書調査」の結果を発表した。子供たちは授業で本やパソコンを使って調べるのは好きだが、自分の考えや意見を発表するのは嫌いという傾向が浮かんだ。

調査では、子供たちがどのような授業スタイルを好んでいるか探るため、(1)教科書や資料集を読む(2)先生の説明を聞きノートに書く(3)本やパソコンで調べる(4)自分の考えや意見を発表する――の4項目について、どの程度好きか聞いた。

「好き」の割合が最も高かったのは、小・中・高のいずれも「本やパソコンで調べる」で、▽小学生(小)82%▽中学生(中)78%▽高校生(高)68%だった。「教科書や資料集を読む」と「先生の説明を聞き、ノートに書く」では、小・中・高いずれも「好き」の割合が半数を超えた。

一方で、「自分の考えや意見を発表する」は「嫌い」の割合が高く、▽小46%▽中57%▽高69%だった。

授業で調べたり発表したりするために、学校や先生にどんなことをしてほしいかを複数回答可で聞いたところ、小・中・高のいずれも「学校図書館に自由に使えるパソコンやタブレットを置いてほしい」との回答の割合が最も高く、▽小76%▽中74%▽高55%だった。

また、「学校図書館にたくさんの本や資料を揃えてほしい」は▽小43%▽中35%▽高23%。「調べ方や発表の仕方を教えてほしい」は▽小18%▽中18%▽高23%。「クラスの教室とは別に、調べたり書いたりするための部屋がほしい」は▽小45%▽中35%▽高23%だった。

調査は6月、全国の公立学校102校に通う小学4年生から高校3年生までを対象に実施し、9924人から回答を得たという。