都が教職課程カリキュラム策定 求める資質など示す

教員の養成・研修に関し、東京都は10月26日、独自の教職課程カリキュラムと、平成30年度教員研修計画の策定を発表した。

同カリキュラムは、養成、採用、研修を一体的に行い、若手教員の資質・能力の向上を図るため、都が求める教員として最低限必要な資質・能力をまとめ、各大学に教職課程を編成する際の参考として示したもの。

都の教育課題である▽道徳教育▽キャリア教育▽防災教育▽オリンピック・パラリンピック教育――などの取り組み内容を盛り込んだほか、コミュニケーション能力や教育公務員としての自覚に関する内容も充実させた。

都の教員を志望する学生に求められる資質・能力は、①教員の在り方②各教科等における実践的な指導力③教育課題への対応④学級経営――の4領域からなる。領域ごとに複数の観点を設定し、到達目標と「具体的な姿」を示した。

またこのほかにも、教育実習の指導内容や、教職実践演習チェックシート、カリキュラム編成モデルなども提示した。

都では22年に、小学校の教職課程カリキュラムを策定しているが、28年11月の教育公務員特例法の一部改正や、今年6月に文科省から示された「教職課程コアカリキュラム案」を踏まえ、全校種の教員に対象を広げた同カリキュラムを策定した。

また、教員研修計画は、教員一人一人がキャリアに応じて研修などに取り組めるよう、OJT、Off-JT、自己啓発の3つの手段の目的や意義について整理した。

▽1年目の若手▽4年目以降▽主任▽指導▽主幹▽教育管理職候補者▽副校長▽校長――のそれぞれの職層別に研修計画を示し、求められる能力に応じたOJTとOff-JTの研修内容を示した。自己啓発では、都教委の研究推進団体や研究指定校などの情報を一覧にした。