リンさんに献花台 子供連れの保護者など次々

献花台に花を手向け手を合わせる親子
献花台に花を手向け手を合わせる親子

レェ・ティ・ニャット・リンさん(9)を追悼する献花台が、千葉県松戸市の六実市民センター1階の受付前に、同市によって設けられている。リンさんの両親らがベトナムに一時帰国した4月21日から、四十九日明けまで置かれる。直後の土・日曜日には、リンさんと同年齢前後のわが子を連れた保護者や地域住民らが次々に訪れ、花や飲み物を遺影に手向け、静かに合掌していた。

遺影は、屋外で楽しそうにピースサインをする笑顔のリンさん。同市立六実第二小学校3年生だった。

訪れた保護者の中には目を赤くしながら、「ひどい目に遭ったね、苦しかったでしょ、と思うのが精いっぱいでした」と話す。

リンさんは3月26日午前6時45分ごろ、同県我孫子市北新田の排水路脇の草地で、遺体で見つかった。衣服を身に着けない状態で、釣り人の男性によって発見された。

遺体遺棄の疑いで逮捕された男性が、同校のPTA会長を務めていた渋谷恭正容疑者(46)であった事態に、学校、児童、保護者、地域に、大きな衝撃が走った。児童だけでなく、保護者や教員にも、心のケアが必要になってくると見られる。

事件が、通学途上に連れ去られて発生した経緯から、同校の校区や隣接する小学校区では、集団登下校の子供たちを、通常よりも多くの保護者らが見守り、声を掛けている。