困窮度が高まると学習理解度など低下 大阪市が調査

大阪市は、「子どもの生活に関する実態調査」報告書をこのほど発表した。世帯の困窮度が高まるにつれ、子供の学習理解度は低くなるなどの傾向が明らかになった。

調査は昨年6月から7月にかけて、同市立小学校の全5年生、同市立中学校の全2年生、同市内の認定こども園・幼稚園・保育所の全5歳児と、それぞれの保護者を対象に実施。7万532人から有効回答を得た。

困窮度別の学習理解度では、困窮度が高まるにつれて、「ほとんど分からない」と回答した子供の割合が高くなった。

また進学先については、子供回答、保護者回答のいずれでも、困窮度が高まるにつれて、高校までや専門学校までと回答した割合が高くなった。

困窮度が最も高い群と中央値以上群とで、最も差が大きかった保護者の回答は、子供の進学達成を希望しない理由の「経済的な余裕がないから」だった。困窮度が最も高い群は64.8%で、中央値以上群の3.1倍あった。

嫌なことや悩んでいるときの相談相手についての質問では、全体では「親」が57.7%、「学校の友達」が43.0%、「兄弟」が13.9%、「担任の先生や他のクラスの先生」が12.5%、「誰にも相談したくない」が11.8%だった。