献血への理解と参加を促進 厚労省が高校生向け冊子

n20170410_05献血冊子血液は人工的に作れない、輸血を受ける患者は1日3千人、血小板製剤の有効期間は採血後4日――。

厚労省はこのほど、高校生を対象に、献血への理解と参加を促進する冊子として、平成29年版「けんけつHOP STEP JUMP」(写真)を作成。全国の高校や教委に送付した。

冊子には、▽献血の意義▽高校生へのお願い▽献血の基礎知識▽献血した血液の流れ▽献血Q&A――など、献血について、理解を支援するコンテンツが掲載されている。

現在、献血ができる最低年齢は16歳で、体重は男子が45キロ以上、女子が40キロ以上。200ミリリットルの全血採血ができる。400ミリリットルの全血採血は男子が17歳から、女子は18歳からで、体重は男女とも50キロ以上。成分献血は男女とも18歳からで、体重制限は16歳での献血と同じ。

同省は、血液の提供だけでなく、SNSによる拡散、献血推進ボランティアへの参加など、さまざまな形の協力が献血事業にとって有効だとして、一人ひとりができる行動で協力してほしいとしている。

東京都福祉保健局の調査では、平成26年に輸血を受けた50歳以上の患者の割合は、全患者中の84.3%だった。今後、社会の高齢化がさらに進むことで、輸血の需要は拡大するとみられている。 一方、献血者数は平成22年度の533万人から減少基調にある。特に、10歳代から30歳代までの献血者の減少が著しく、血液の不足が懸念されている。