子供の図書館利用増加 教育ビジョンの検討も

教育施策などについて意見を出し合った
教育施策などについて意見を出し合った

東京都新宿区教委は4月7日、平成29年度の第4回定例会を同区役所本庁舎で開催した。事務局は、新たな教育ビジョンの策定方針や「第四次新宿区子ども読書活動推進計画」などを説明。3つの柱を提示したほか、子供の図書館利用人数や貸出冊数が昨年から増加し、目標値を達成しているのが明らかになった。

同ビジョンは、教育目標達成のために取り組むべき課題を整理し、同区が目指す教育の実現に向けた施策や事業を明らかにするもの。目指す教育としては、▽「子ども一人ひとりの『生きる力』をはぐくむ質の高い学校教育の実現」▽「新宿のまちに学び、家庭や地域とともにすすめる教育の実現」▽「時代の変化に対応した、子どもがいきいき学ぶ教育環境の実現」――の3つの柱を提示した。施策や方向性などの内容については、今年8月までに教育懇談会を開催し、10月には素案を作成。11月までにパブリックコメントや地域説明会を実施して、30年2月に策定する予定。実施期間は30年度から39年度までの10年間としている。

定例会の中で事務局は、同計画の達成状況として、区内在住の子供の区内図書館の利用人数や年間貸出冊数などについて報告。①小学生以下②中学生③高校生等(16歳から18歳まで)――別に状況をまとめた。利用人数は今年1月末の時点で、①が10万7971人②は1万3478人③は7326人で、合計12万8775人となった。昨年同期は、①が10万1517人②が1万2788人③7275人の合計12万1580人で、全て増加している。31年度の目標値を、①10万2千人②1万4500人③7600人の合計12万4100人と設定しているので、②以外は、現時点で目標値を達成していた。

貸出冊数については、今年1月末で44万1456冊で、31年度の目標値である43万9600冊を超えていた。

また30年度使用小学校道徳教科用図書採択についても説明。5月18日に第1回小学校教科書採択調査委員会を開催し、展示会や教科書協議などを経て、8月4日の定例教育委員会で採択する予定。