学びと魅力発信へ 農林水産高の事例を収集・研究

文科省は今年度から、農林水産高校などの魅力発信に関する調査研究を開始する。同高校の魅力ある学習活動や職業との関係を、中学校の進路指導担当教員や中学生、保護者に効果的に伝えるための実践事例を収集する。同高校の実態調査も行いながら、今後の魅力発信について方策を検討していく。

調査研究は、民間シンクタンクや大学、同高校の関係団体などに委託。高校関係者に意見聴取を行いながら、調査内容を検討する。必要に応じて委員会を設け、調査の項目や手法などの詳細を協議していく。

同高校や教委の魅力ある伝達事例の収集では、パンフレットや映像資料の作成、学校公開、県産業教育フェア、中学校との連携授業での工夫などに着目する。

中学生や保護者の同高校のイメージや進路としての選択肢などについても調べる。

同高校生徒への意識調査も実施。授業の満足度や将来への進路意識などについて、普通科高校と比較しながら探っていく。同高校卒業生の職場での評価や高校での学びが仕事でどの程度生きているかなども探究する。

調査結果を分析し、今後の魅力発信方策を報告書にまとめる。伝える媒体として、電子版と紙版のパンフレットも作成する予定。

同高校では、社会の第一線で活躍できる専門的職業人を育成しているが、その教育の実状が、中学生や保護者などに、十分に明らかになっていない現状がある。そんな課題意識をもとに、研究を行っていく。