通級指導9万8311人 特別支援教育で調査結果

文科省は、平成28年度の、国公私立の幼・小・中・高校などでの特別支援教育に関する調査結果を、4月7日に公表した。特別支援学級担任の約半数が、特別支援教育コーディネーターに指名されていた。公立小・中学校の通級指導の実施状況では、同指導を受けている児童生徒数は9万8311人で、過去3年間で増加しているのが分かった。

個別の指導計画の作成では、同計画の作成が必要な児童生徒数が小学校で40万4295人、中学校で12万3373人だったのに対し、実際に同計画を作成した人数は、小学校で34万3156人、中学校で9万9183人となった。個別の同指導計画や教育支援計画の作成率は前年度を上回り、着実に取り組みが進んでいる。

通級指導を受けている児童生徒の障害別推移では、言語障害1528人、自閉症1709人、情緒障害1201人、学習障害(LD)1388人、注意欠陥多動性障害(ADHD)2313人のそれぞれで増になっている。担当教員数は7335人。過去3年間で11.8%増加している。

公立特別支援学校と公立小・中学校の医療的ケアに関しても調べた。支援学校で日常的に医療的ケアが必要な幼児や児童生徒数は8116人。幼児と児童生徒が延べ2万5900件の医療的ケアを必要としており、1人の子供が複数の医療的ケアを必要とする状況が分かった。小・中学校で日常的に医療的なケアが必要な児童生徒は766人だった。