SNS東京ノートを改訂 発達段階に応じ学びの充実へ

n20170404_06SNS東京ノート東京都教委はこのほど、平成28年7月に作成した「SNS東京ノート」(写真)を改訂した。LINE㈱との協働プロジェクトに基づき、SNSの活用やトラブルなどを、発達段階に応じて学べる内容になっている。3月末に都内全公立学校に配布され、この4月から活用を開始する。

絵を見て「日常モラル」を考えたり、写真の発信などを「ネットモラル」の観点から考えたりする内容のほか、災害時の活用を通して「主体的な学び」を促す教材などが盛り込まれている。

昨年度は、小学校低学年用、高学年用、中学生・高校生用の3分冊だった。今年度は、①小学校1・2年用②小学校3・4年用③小学校5・6年用④中学生用⑤高校生用――の5分冊にし、発達段階に即し、内容のさらなる充実を図った。

このうち⑤では、近隣の小・中学生に情報モラルを教えると想定し、学習を生かした「カード教材」の作成の学習を取り入れた。

問いに対する答えの選択肢をカードで表す「カード型教材」の活用によって、子供同士の話し合いの活性化を目指す。

また保護者向けの啓発資料も掲載しているので、保護者と子供との家庭での話し合いや保護者会などで活用できる。

都教委は、児童生徒によるSNSの適切な利用の促進に力を入れている。3月には、スマートフォン用アプリおよび情報サイト「考えよう!いじめ・SNS@Tokyo」を開発。心の状態を確認できる機能やいじめ相談やSNSについて考えるストーリー、SNSルールなどを取り入れた。児童生徒がいじめについて相談機関に気軽に相談できるようにするとともに、SNSによるトラブル等への適切な対応を目指す。情報サイトには、アプリ「こころストーリー」と同じ8本のストーリーを掲載。いじめの相談やSNSについて考えられる内容になっている。