楽しく踊ると子供も喜ぶ 研修会でダンス3分野

創作ダンスに挑む参加者たち
創作ダンスに挑む参加者たち

みんなで声を掛け合い、ダンスを楽しむ――。(一社)ダンス教育振興連盟JDACは3月27日、ダンス指導研修会を東京都豊島区のみらい館大明で開催した。ダンスの指導に関わる教員やインストラクター、学生など100人ほどが参加。学習指導要領の「創作・フォーク・現代的なリズム」の3分野のダンスの基本や理論のほか、生徒とのコミュニケーションの取り方や指導方法、安全対策などについて、体を動かしながら学び、理解を深めた。

講師は「楽しく踊ると子供たちも喜ぶ。まずはみなさんが楽しんでください」と、参加者に声を掛けた。

参加者は学習指導要領や生きる力などについて学んだあと、ダンスの実技へ。マイムマイムやオクラホマミクサーなどのフォークダンスから、現代的なリズムのダンス理論として「おもてのリズム」や「うらのリズム」、ステップとしてサイドステップやボックスステップ、ランニングマンなどまで、さまざまなダンスで体を動かした。

ステップの練習では、向かい合うと目線が合い、互いのステップの確認ができる。周りの動きが見えるように円になって動くとよいとした。参加者は声を掛け合い、互いの動きを合わせた。

創作ダンスでは、子供がイメージしやすいよう、授業の最初に映像を観せるのがよいという。他にも、▽子供たちの経験にある身近なものをテーマに設定する▽表現したい・伝えたいイメージを考える▽役割分担や音楽選びを行う▽「はじめ」「なか」「おわり」が分かるストーリーを考えてもらう――のが大切。振り付けは「ユニーク」「アバウト」「ダイナミック」のキーワードで考え、恥ずかしがらずに体を大きく動かすのがよいとした。

参加者はグループごとに「春」をテーマにした創作ダンスに取り組んだ。「出会いと別れ」「始業式」「春のおとずれ」などをテーマに表現し、生徒用の評価シートを用いて評価も行った。

普段は交流のない参加者同士のふれあいによって生まれる新たな発見や発想を目一杯楽しむ中で、会場は笑顔であふれていた。ダンスを指導するにはまず自ら楽しむを、文字通り身をもって形にしていた。

同法人は全国各地で研修会を実施し、指導者のレベルに応じて「認定ダンス指導員」「ダンス教育指導士」などの独自の資格を授与している。研修会は文科省後援事業であり、馳浩前文科相が特別顧問を務めている。