教員研修など多方面から検討を 第9期教員養成部会で

教員養成に関わる事項について意見を出した
教員養成に関わる事項について意見を出した

文科省の中教審初中教育分科会教員養成部会は3月28日、東京都千代田区の全国都市会館で第97回会合を開いた。第9期の部会長には、無藤隆白梅学園大学子ども学部教授兼子ども学研究科長が選任された。事務局は、同部会で審議していく事項について説明。委員からは「教員の研修については多方面からの検討が必要」などの意見が出た。

同部会での具体的な審議事項は、▽大学での教員養成▽都道府県・指定都市教委等による採用▽初任者研修や10年経験者研修など現職教員の研修▽改正後の教育公務員特例法に基づく指標や教員研修計画、協議会等を通じた教員の資質向上――の在り方など。教員養成部会のもとに設置された課程認定委員会では、▽教員免許状授与の所要資格を得させるために適当と認める大学等の課程認定の審査▽課程認定を受けた大学等への実地視察▽課程認定を受けた大学等の課程の水準の維持や向上――に関する事項などについて審議していく。

第9期初会合となったこの日は、出席した委員全員から意見を募った。

委員らは、「子供たちの学力向上には課程認定や教育課程が重要。それを支える大学教員の質の向上も切り離せない。それらが結び付いていくのを期待したい」「教員は学校にとって財産。教員という仕事に憧れを持ってもらえるような教職課程を目指したい」などと述べた。

他にも「教員の研修については、多忙の問題をどう考えていくかなど、多方面からの検討が必要。学校段階間の連携も含めて、今後の課題を精査していかなくては」「グローバル化の中で語学が必要だが、今の体制では教員になる人は留学できない。その状況をどう変えていくか、教員になってからの研修の在り方などを検討していきたい」などの課題の提示もあった。

事務局は「教職課程コアカリキュラム作成の背景と考え方」案についても説明した。