アスベスト等ばく露の恐れ 11機関の28室と通路に

文科省は3月21日、学校施設等における吹き付けアスベスト等の対策状況フォローアップ調査についての結果を発表した。昨年10月1日時点で、アスベスト等のばく露の恐れがある室等を保有する機関は11機関だった。

吹き付けアスベスト等がある室等のうち、損傷、劣化等による石綿等の粉じんの飛散により、ばく露の恐れがあるのは、11機関の28室と通路。面積にして合わせて2530平方メートル。ばく露の恐れがないのは907機関の8955室と通路、68万2848平方メートル。

ばく露の恐れがある機関の内訳は、▽私立幼稚園1機関の1室▽私立特別支援学校1機関の1室▽私立大学4機関の23室▽専修学校1機関の通路▽公民館4機関の3室と通路――だった。私立大学の附属病院では、3機関の14室、1824平方メートルがばく露の恐れありと判断された。

前年調査では、11機関がばく露の恐れありとされ、以降3機関で除去工事、1機関で封じ込めの工事を行ったが、分析調査などにより、4機関が新たに該当したため、全体の数は変化していない。

同省は今後、調査未完了の機関に対して、使用実態調査の完了の徹底を求めるほか、ばく露の恐れのある室等を保有する機関に対しては、対策工事を完了させるよう要請する。ばく露の恐れのない室等を保有する機関に対しても、吹き付けアスベスト等の使用箇所の周知、表面の状態および使用状況等の点検、維持管理を求めていく。