63団体に文科大臣表彰 早寝早起き朝ごはん運動で

優れた活動に対し表彰が行われた
優れた活動に対し表彰が行われた

子供の基本的生活習慣の確立を目指す早寝早起き朝ごはん国民運動の10周年記念式典・全国フォーラムが3月17日、国立オリンピック記念青少年総合センターで開催された。今年度の文科大臣表彰を63団体に行ったほか、トークセッションや川島隆太東北大学加齢医学研究所長による10周年特別講演を実施。川島所長は、不規則な生活が子供に及ぼす影響などについて、脳科学の視点から話した。

特別講演のテーマは「基本的生活習慣とメディア接触が子どもの脳発達に与える影響」。睡眠時間が十分ではないと、脳がその日の復習ができず、学力が低下するという。他にも、持久力や足の速さにも影響すると指摘し、「子供の成長を願うのであれば、規則正しく生活するのが大切」と話した。

夜更かしの原因のひとつはテレビなどのメディアとの接触。長時間のテレビ視聴は子供の脳発達を阻害し、子供の心の発達を遅らせる一方、テレビ視聴に制限をかけると認知機能が上がるとした。

また朝食の重要性も語り、「ただ食べればよいのではない。朝作らなくても前の晩のおかずや作り置きしたものでよいので、おかずを出してしっかり食べてもらいたい」とした。

田中壮一郎国立青少年教育振興機構理事長がコーディネーターを務めた「10年を迎えた『早寝早起き朝ごはん』国民運動~新たな10年に向けて~」と題したトークセッションには、鈴木みゆき和洋女子大学人文学群教授や同所長のほか、同運動の取り組み団体から小林良堂大阪市PTA協議会長や山岸一良東京都杉並区立三谷小学校長が登壇した。

同フォーラムのオープニングでは、東京都渋谷区山谷かきのみ園の子供たちによるダンスと歌の発表も行われ、元気良く踊る子供たちの姿に、会場は和やかな雰囲気に包まれた。

受賞した63団体は、幼稚園や小・中学校、教委、PTA団体、企業などさまざま。それぞれ地域や行政、企業などと連携し、子供の健やかな成長を目指して活動した。今後も取り組みの充実を図っていくという。

同会は、文科省と「早寝早起き朝ごはん」全国協議会が主催した。