中学校教員の約半数が過労死ライン以上 岡山の調査で

岡山県内の中学校教員の約半数が「過労死ライン」とされる月80時間以上の超過勤務をしているのが、岡山県教職員組合の調査で明らかになった。小学校教員は4分の1以上が月80時間以上の超過勤務をしていた。年代別では小・中学校ともに20代の教員の超過勤務が最も多く、1人あたりの時間数では中学校の40代教員の236時間が最長だった。

調査は昨年6月、小・中学校、特別支援学校などに勤務する組合員約6千人を対象に実施。平日の超過勤務時間と休日の業務時間を1カ月間記録する方式で、3169人から回答を得た。

調査結果によると、小学校教員の超過勤務(休日の業務時間を含む)は平均66.19時間だった。最も長かったのは20代の76.91時間。次いで30代の65.9時間、40代の63.9時間、50代の59.22時間が続いた。

時間数では60時間以上80時間未満の736人が32.74%の割合で最も多く、次いで40時間以上60時間未満の579人が25.76%、80時間以上100時間未満の420人が18.68%となった。

一方、中学校教員の超過勤務(休日の業務時間を含む)は平均81.55時間。年代別では、20代の101.18時間が最も長く、30代は89.99時間、40代は76.38時間、50代は73.69時間となった。

時間数では、月100時間以上が177人となり、中学校教員の31.22%を占めて最多。80時間以上100時間未満が98人、17.28%で、48.50%が過労死ラインを上回る結果となった。

また1人あたりの超過勤務時間数(休日の業務時間を含む)では、最長時間は小・中学校ともに40代の教員の184時間、236時間だった。

長時間勤務の要因については、部活動指導業務が影響しているとみられる。

同教組は県教委と定期的な話し合いの場を設け、正規教職員の増員や校外研修の見直し、教育施策の削減や抜本的な見直しなどを強く求め、意見交換を行っている。