「ぼうさいえほん」を幼稚園に配布 自助の行動に向け

横浜市は3月11日以降、幼児向けの防災啓発教材「ぼうさいえほん」を、市内の幼稚園などに無償配布。災害時の自助のために必要な行動が、幼児の視点から分かりやすく描かれている。

イラストとひらがなを用いたこの絵本は、A5判16ページ。同市総務局危機管理室が内容を監修した。災害時のための一人ひとりの備えや、地域での助け合いの大切さについて学べる。

約5万2千部が、(公社)横浜市幼稚園協会に加盟する幼稚園と認定こども園、計254園の園児に届けられる。

絵本の配布は、平成25年度から毎年行っており、今年度が4回目。これまでに配布したのは、▽25年度に幼稚園▽26年度に保育園▽27年度に市立特別支援学校等・市内地域療育センター――の各施設。このたびの「ぼうさいえほん」がさらに多くの家庭で活用されるよう、再度、幼稚園向けへの配布とした。

この配布事業は、市と民間企業の公民連携で行われる。企業からの経費負担や広告協賛により、絵本の製作、デザイン、配送などを市の負担なしで実現した。同市は、行政と民間が協力し、新たな事業機会の創出と社会的課題の解決をめざし、相談・提案受付窓口「共創フロント」を設けている。