タブレット導入の高校 約半数が活用できていない

高校でのICT機器の活用状況について調査した結果を、㈱旺文社がこのほど明らかにした。タブレット型PCを導入している高校の約半数が「活用できていない」と回答。教員の活用スキルが課題として浮き彫りとなった。

調査は、昨年12月下旬から今年1月中旬にかけて実施。対象となった全国の国公私立高校(中等教育学校後期課程を含む)5034校のうち、1346校(国公立931校、私立415校)から回答を得た。

それによれば、タブレット型PCを校内に1台以上導入している学校は全体の29.6%。校種別では、国公立が26.2%、私立が37.1%だった。1校あたりの平均配備台数は国公立が27.9台、私立が49.4台で、私立での配備がより進んでいる状況となっている。

導入していない学校のうち、導入予定は19.2%。「生徒1人につき1台の導入を目指す」とした学校が33.7%に上った。

すでに導入している学校の活用状況では、42.5%が「あまり活用できていない」、5.9%が「まったく活用できていない」と回答。半数近くの学校が、タブレット型PCをそれほど活用できていない現状が明らかとなった。

「活用できていない」とした学校が導入後に感じている課題(複数回答)は、「教員の活用スキルの引き上げ」が75.1%で最も多かった。次いで「十分な端末数の配備」61.1%、「ネットワーク環境の整備」60.3%。ハードウェアや環境面よりも、タブレット型PCを十分に活用して効果的な教務や学習指導ができるのかの課題意識が強かった。

課題の傾向は、タブレット型PCを「十分活用できている」「まあまあ活用できている」とした高校でも同様だった。

高校でのタブレット型PCの配備・利用が徐々に浸透する中で、教員の活用スキルの向上が急務とされる結果が示された。