ブルガリアを知る特別授業 横浜市保土ケ谷区の小学校

言葉や食生活などを学んだ
言葉や食生活などを学んだ

横浜市保土ケ谷区は、ブルガリア共和国ソフィア市と結んでいるパートナー都市協定を背景に、今年度から、区内の小学校で、ブルガリアを知るための特別授業を行っている。3月7日に市立権太坂小学校(佐野美春校長、児童数551人)で実施された授業では、ブルガリア人留学生や企業のゲストティーチャーが来校。児童は現地の食事や生活をスライドで知ったり、ブルガリア語のあいさつを学んだりした。

同校での授業は、5年2組の総合的な学習の中で進められた。児童に、日本とブルガリアの文化の違いや共通点に触れさせながら、多文化共生の素地を築くのを目指した。

留学生のアントニオ・アンゲロフさんは、民族衣装を着て登場。ブルガリアでの暮らしの様子を話した。㈱明治の飯泉千寿子さんは、商品の「ブルガリアヨーグルト」誕生の経緯と、はっ酵乳食品の成分や体への優れた効果などを説明した。

ブルガリアとの友好活動を推進するSOFIA FAMILYの石井孝明代表は、現地の食生活や文化などをスライドで解説した。

食事は、ヨーグルトを使ったものが多い。写真には、ロールキャベツからリンゴのデザートまで、いろいろな献立にヨーグルトがのっている様子が示された。石井さんは、そんな食事の影響からか、ブルガリアでは便秘の人がとても少ないと述べた。

世界で使われているローズオイルの約80%がブルガリアで生産されている点も指摘。バラの蒸留作業の流れを写真で見せた。オイルを綿棒に含ませ、児童らにバラの芳香を嗅いでもらう体験も。

ブルガリア語に使われるキリル文字の基礎も学んだ。アンゲロフさんの発音の助けも得ながら、こんにちはという意味の「ドバル デン」など、簡単なあいさつの言葉を声に出した。児童は「知らなかった知識をたくさん学べた」とゲストティーチャーに感謝を述べ、「ブラゴダリャ」と、ありがとうの言葉をおくった。

給食には、ブルガリアの豆スープ料理「ボブチョルバ」が並んだ。児童はスープを味わいながら、ブルガリアについての学びを振り返っていた。

同区と同市は、平成20年にパートナー都市協定を締結。今年度は、同校を含む区内3校で授業を行った。来年度以降、段階的に、区内の全市立小学校で同授業を実施する予定。