母子の健康水準を向上 健やかに輝ける社会を目指す

会の冒頭で挨拶する吉田学雇用均等・児童家庭局長
会の冒頭で挨拶する吉田学雇用均等・児童家庭局長

厚労省は、第16回健やか親子21推進協議会総会を3月2日、東京都中央区立日本橋社会教育会館で開催した。「第5回健康寿命をのばそう!アワード(母子保健分野)」を受賞した2団体の発表が行われた。この他、母子の健康水準を向上する取り組みを推進する国民運動計画「健やか親子21」のシンボルマーク愛称が「すこりん」に決定。「健やかにリンリンと輝く」との思いが込められている。

厚生労働大臣最優秀賞を受賞した特定非営利活動法人ホームスタート・ジャパンは、家庭訪問型子育て支援「ホームスタート」について話した。同支援は、地域の子育て経験者が週1回2時間程度、定期的に家庭を訪問し、傾聴と協働をするボランティア活動。親の孤立感や育児の悩みの解消が図られ、地域とのつながりを感じられる。ホームビジター養成講座など、ボランティアへの支援にも力を入れている。昨年の利用者数は1421人となり、訪問回数は7941回。21年にNPO法人化してから利用者は増え続けている。

また厚生労働大臣優秀賞を受賞した日本ピアカウンセリング・ピアエデュケーション研究会は、若者が思春期の若者を支えるピアカウンセリング活動の取り組みを話した。中学生、高校生、大学生を対象に、心の健康教育や相談活動のほか、性感染や危険薬物使用の予防啓発を行っている。ピアカウンセラー養成講座を開講し、思春期の若者に正しい知識を届けられるよう取り組んでいる。

総会では他にも、「健やか親子21」の活動として、▽国民への普及啓発・情報発信等▽育児支援等▽児童虐待防止・対応強化▽調査研究やカウンセリング体制の充実・ガイドラインの作成――などを、テーマグループごとに報告した。

同計画は、平成13年度から開始。27年度から36年度までの第2次計画では、10年後に目指す姿を「すべての子どもが健やかに育つ社会」とし、全国民が同水準の母子保健サービスを受けられるのを目指している。