【連載】カリキュラム・マネジメントとチーム学校の連動 第3回 評価は教育活動直後に即

高知県教育センター若年教員研修アドバイザー 西留安雄

 

共通理解のための話し合い、子供を帰しての打ち合わせ、子供が登校する中での職員朝会などは、子供のことを考えているだろうか。こうした会議は、教師目線から行われている。これを多忙と称する教職員もいる。だが、本当に多忙だろうか。従来型の学校システムをやめ、直後プランDCAPマネジメント・サイクルで学校にゆとりを生んだ例を紹介する。

従来のPDCA教育課程マネジメント・サイクルは、教育活動直後の評価・改善・計画案の作成を行わない。研究授業の協議会は、その場で評価(C)を行うが、それ以外の教育活動は、実施しっぱなしが多い。中には、活動後に反省用紙を集め、年度末に討議をする学校もある。評価(C)や計画(P)を「まとめて行う」、これが学校常識だ。教育課程PDCAサイクルとしているが、実際はPDDDDDDDCAサイクルではないだろうか。

■直後プランマネジメント・サイクル

直後プランマネジメント・サイクルとは、教育活動直後に即座のミーティングによる評価を行い、改善策やプランづくりを行うことだ。教職員は、このサイクルが行われているため、教育活動中は常に課題意識と改善策をもつようになる。

運動会の例で説明する。学校の常識は「終了後は反省会」が多い。元勤務校は、運動会「D」が終わったらただちにワークショップ型のミーティングで評価「C」を行った。立ったまま教師・保護者・ボランティアが評価を行い、改善策「A」を出し合った。その後、一役一人制学校運営組織の担当者が改善策をまとめた。次の日には、改善策を生かした新年度計画「P」を事案決定システムを通して教職員に周知した。新年度計画案は、その都度ファイルにとじるようにした。12月には、1冊の教育課程が出来上がった。

教育活動直後に評価を行い、新年度計画を立てる方式であるので、とても良い教育課程を作成することができた。職員会議、各種委員会、年度末の学校評価、新年度計画案づくりは、不要となった。

チーム学校は、従来型の学校システムを継承するためにあるのではない。直後プランマネジメント・サイクルのように、学校を効率よく改革をすること、これがチーム学校だ。