適切なエントリーを 書類の準備や記入内容で

自己分析で面接等に備える

早いところでは、平成30年度の教員採用試験のエントリーが始まった。本格的な採用試験シーズンに入ったわけである。今年受験する者は、のんびりしていられない。募集要項を入手し、それに従い、適切に出願を進めなくてはならない。エントリーの際の留意事項、自己分析・PRのあり方などを見てみよう。

○意図をよく理解して書類作成

募集要項は、自治体の窓口で直接入手、郵送、ホームページからダウンロードなどで入手できる。入手したら、じっくりと目を通す。記載されているのは、募集する校種・教科(科目)およびその採用見込み数、勤務条件、選考日および選考方法と評価の観点、受験申し込み方法および締切日、申し込みに関する注意事項、選考結果の発表、受験資格、提出書類、提出先、選考後の流れなど。

受検資格をしっかり確認の上、試験の日程およびその内容、提出書類の種類などをきちんと確実に把握しておこう。障害に対する配慮などもあるし、受験会場を選べる場合をある。

出願の際に提出する書類は、教員選考願書、学業成績証明書、履歴書、クラブ・部・ボランティア活動等歴および職歴調書など必ず確認する。用意するのに手間がかかるものがあるかもしれないので、余裕をもって準備したい。2次試験時に提出する書類も含めて、主な提出書類をあらかじめ確認しておきたい。

エントリーシートに記入する際は、あわてて記入しない。どのような記入を求められているのか理解して、しっかりと対応する。「設問の意図をよく理解して的確に対応する」「回答様式を確認して、適切に書く」のが大事である。

申請の受け付けは、自治体によって、持参、郵送、電子申請(インターネット)などがある。適切に対応したい。提出書類に不備があったり、不正があったりするものは受け付けないか、合格後であっても取り消される可能性があるから注意する。

○プレゼンテーションするつもりで

エントリーシートへの記入では、自己の経歴、経験を記入したり、自己分析・PR的なものが求められる場合もある。自己分析・PRは面接対応としても重要なので、なるべく早めに準備してまとめておきたい。

自分自身のプレゼンテーションと理解するとよい。部活動や研究など学生時代に力を入れたこと、留学やボランティアの経験などを整理しておく。自己分析・PRをまとめる際に、分析整理しておいたほうがよい15のポイント(表)を示しておいた。各項目について回答を用意しておこう。

自己PRには、「自分が努力したこと、工夫したことなどを具体的なエピソードとともに述べる」「何をしたのかではなく、その経験から何を学んだのかを示す」、この2点が要点とされている。自己PRであるから、文章にする場合は、見出しをつけて内容を示す、アピールポイントを最初に書くなどが効果的だ。

自分がいかに教員に向いているかを示すことも大切。自分の経験や成果を述べ、そこから自分の資質・能力を示し、それらが教員という仕事に向いていることをわかりやすく述べたい。

自己を分析する際の主なポイントは次の通り。

▽身体的能力=健康であるか。体力、視力、聴力、スポーツ的な技能などの身体的能力はあるか。病気や障害の有無。

▽性格=協調性、積極性、勤勉性、実直性、誠実性、忍耐力、情緒安定性などを備えているか。

▽能力=語学力、IT能力、事務的能力、文章能力など具体的なもののほか、計画性、表現力、理解力、コミュニケーション能力などを備えているか。

特に、成功する社会人には、「謙虚さ」「情熱」「献身性」「共感性」「障害を克服する力」が必要とされており、これらは当然教員にも求められる資質である。自己を分析して、3~5段階で評価し、自己の適性を知ることに努めたい。