(読者の窓)立中の2コマ

私の教員生活最後の学校となった愛西市立立田中学校。本校がある愛西市の立田地区は愛知県の西部に位置し、田園風景と蓮田が広がり、車通りも少なくとても静かで落ち着いた環境にあります。豊かな自然に囲まれた学校の西には鵜戸(うど)川が流れ、その沿道には桜並木があります。毎年、満開時にはカメラを持った大勢の方が訪れ、写真好きの方々のお気に入りのスポットになっています。

私が自慢したい1コマは、正門から多度山を望む風景です。ここに立つと私の目の中にあるフレーム枠の中は、山に向かって位置する校舎、広いグラウンド、壁の如く見える多度の山並みで構成されています。多度山の木々の一本一本までがはっきりと見え、木々の緑の鮮やかさと自然の美しさを再認識させられます。自然とともにある本校の姿を象徴していると強く感じます。訪れる方々に何が何でも紹介したくなるお気に入りの眺望です。

2コマ目は、校長室の扉から廊下を望む1コマです。さわやかな季節、校長室も窓を開け、風が通るようにしています。特にコロナ禍においては換気が大切なので廊下側の扉を開放しています。そんな朝の1コマが、うれしくて紹介したい場面です。本校は、自分の教室へ向かうために校長室の前を通る生徒がたくさんいます。多くの生徒が校長室の中の様子を伺いながら通っていきます。すると当然、私と目と目が合い、自然とあいさつを交わすことができるのです。うれしいことに、通っていくほとんどの生徒とあいさつを交わし、今日も朝から気持ちの良いスタートをきることができます。

豊かな自然とあいさつに溢れる学校で、教員生活のラストスパートをかけます。

(横井孝之・愛西市立立田中学校長)