(名古屋市教育センター情報)令和の日本型学校教育を目指して―ナゴヤ・スクール・イノベーション視察研究―

社会が劇的に変化する中で、自らの可能性を最大限に伸ばし、人生をたくましく生き抜くなごやっ子の育成を目指し、当教育センターでは、募集選考された市内の幼稚園、小・中・特別支援学校、高校の校園長、教頭、教諭による国内外の学校園への視察研究事業を行っています。

令和2年度は、新型コロナウイルス感染症の状況が全国的に落ち着いた時期に、各地の学校園に御協力をいただきながら視察調査を行うことができました。視察先と報告の概要についてご紹介します。

■香里ヌヴェール学院中学校・高等学校

ICT機器を活用した思考力の育成を目指していました。21世紀型思考力を育成させるため、「思考スキル」「協同スキル」「調査スキル」「表現スキル」などの習得に重点を置いた探究活動の様子を視察しました。

■近畿大学附属中学校

総合的な学習の時間における「探究学習」を行っていました。「教育と探求社」が主催する探究型教育プログラムを取り入れ、偉人の人生をたどる人物探究や模擬インターン体験、企業ミッションの解決を目指す企業探究の様子を視察しました。

■学校法人茂来学園 大日向小学校

イエナプラン教育の考え方に基づいて教育活動を行っていました。「サークル対話」「ブロックアワー」「ワールドオリエンテーション」を取り入れ、子供たちが自ら立てた計画に沿って学習を進める様子を視察しました。

■伊那市立伊那小学校

「総合学習・総合活動」を中心に、他の教科などと関連させたカリキュラム・マネジメントを行っていました。題材との出会いを大切にしており、子供が自ら課題を見付け、追究し、解決していく様子を視察しました。

■軽井沢風越学園

「9年間で9年間分の課程を学べばよい」という考えのもと、自由進度の学びを行っていました。「ライブラリー」や「ラボ」と呼ばれる活動する部屋で、それぞれが探究したいことをじっくりと学ぶ様子を視察しました。

■袋井市立今井幼稚園

幼児が思い思いの発想で遊びを広げ、深めていくことができるプロジェクト型保育を行っていました。幼児が主体的に遊びに没頭することができる環境や、活動の様子を視察しました。

■袋井市立三川小学校

民間企業との共同事業という形でICTを活用した授業を行っていました。協働的な学びの場面における教師の役割について視察しました。

■学校法人きのくに子どもの村学園 かつやま子どもの村小・中学校

「プロジェクト」という体験学習を中心に、「基礎学習」「自由選択」を配置した構成の時間割で学習を進めていました。学習内容に自由度を与えることで、学習活動が活性化していく様子を視察しました。

■大阪教育大学附属平野小学校

特別活動・生活科・総合的な学習の時間を統合した「未来そうぞう科」を創設して取り組んでいました。子供が主体的に取り組むカリキュラムの実際について視察しました。

今後も、個別最適化された学び、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業づくりの在り方などを、本市学校園に還元できるよう、多くの校園長、教頭、教諭が視察研究できる事業へと充実させていきます。